【店舗デザイン】椅子の張地の種類やオススメの選定方法についてご紹介いたします。 

違い棚 飲食店の店舗デザイン
飲食店の店舗デザイン

椅子やソファなどはお店の印象や居心地の良さに直結する大事な要素の一つです。そんな椅子の背や座る部分に貼られる生地のことを「張地」と言います。今回はそんな椅子の張地についてご紹介いたします。

「店舗改装にあたり椅子も一新したいと考えている」
「座り心地が良い椅子に向いている張地を探している」
「汚れてしまうことが多いのでメンテナンスが出来る張地が知りたい」

などお考えの方は是非参考にしてみて下さい。

こちらの記事で掲載している店舗の画像は、すべて私たち株式会社TOでデザインいたしました。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください

椅子張地の種類

椅子張地の種類

椅子の座面や背中、ソファに貼ってある生地などを「張地」と言います。

椅子の張地種類は主に「ファブリック(布地)」「ビニールレザー(合皮)」「レザー(本革)」の三つに分けられます。ただし飲食店で多く用いられる業務用の椅子やソファ等では「ファブリック(布地)」「フェイクレザー(合皮)」が主流です。今回はこの二種類に関して紹介します。

ファブリック(布)

ファブリック(布)

その名の通りファブリックとは布で出来た素材を意味します。張地の中でも種類が多いのが特徴で素材感や色合いなど様々なデザインが存在します。また肌触りが良く温かみがあるためゆったりとした時間を楽しむカフェや、少し高級な飲食店のカウンターチェア、待合室のラウンジチェアなどにオススメです。しかし何か飲み物をこぼした際はシミが出来やすいといったデメリットも存在します。

ビニールレザー(合皮)

ビニールレザー(合皮)

ビニールレザーとは革に似せて作った人工素材のことを意味します。種類として主にPVCPUに分けられます。

PVC

布の表面に塩化ビニール樹脂を用いたもので、機能性に優れた上で低コストな商品が多いです。耐水性が高く表面を水拭き出来るため、油が多い料理を取り扱う飲食店や、清掃する機会の多いクリニック関係にオススメです。

PU

布の表面にポリウレタン樹脂を用いたもので、PVCより高価なものが多いです。PVCと比較すると柔軟性や弾力性があり、より本物の革の質感に似ているのも特徴の一つです。そのため本革の雰囲気を楽しみつつ、メンテナンスに時間をとられたくない方にオススメです。

椅子の張地ランク

椅子の張地ランク

既製品の椅子を選定する場合の多くは、こちらから張地を指定して注文することが可能です。この張地は家具メーカーでも扱っていますが、張地メーカーの商品を選択することも可能です。

そんな椅子の張地にはメーカー標準価格の1mあたりの価格で並べられた張地ランクが存在します。ランクの項目はメーカーにより異なりますが、主にA-Hなどアルファベットで表されることが多いです。Aは~¥1700、Bは¥1701~¥2100、Cは2101~¥2800といった形でAランクが最も低コストな張地を意味し、Hが最も高価な張地ランクになります。

そのため既製品の椅子を注文する際はこの張地ランクによって椅子一脚あたりの値段が変わります。一般的に安価なものは一色でシンプルなものが多く、高価なものは柄やパターンに特徴があるものが多いです。これらも椅子の脚数や客単価などをふまえてコストとデザインのバランスをとって選択することが重要です。

まとめ

今回は椅子の張地についてご紹介いたしました。張地はほとんどのメーカーでサンプルを貰うことが可能です。そのため「インターネットの写真やカタログでは素敵に見えていたものが、触り心地がイマイチだった」など後悔が無いように選ぶ際はサンプルをしっかりと確認することがオススメです。

株式会社TOは店舗やオフィスなどの商業施設のデザインを多く取り扱っています。「お客様が望まれていること」さらに「お客様のお客様が望まれていること」を実現できるように誠心誠意取り組んで参ります。店舗改装や、新規出店、それ以外のことでも何かお困りのことございましたらご気軽にご相談下さい。皆様の理想を叶えるために尽力させて頂きます。