このように、店舗デザインにクラフトデザインを取り入れようか悩んでいる、オーナーの方は多いのではないでしょうか。クラフトデザインは、店舗デザインにアクセントを加えることができ、独自性を出せるなどのメリットをもたらします。
しかし、 何も考えずにクラフトデザインのみを取り入れると、店舗デザインを台無しにする可能性が。そこでこの記事では、クラフトデザインを店舗に取り入れるメリットと、取り入れる際の注意点について解説していきます。店舗デザインをよりよくするためにも、この記事をチェックしてみてください。
私たちTOは木材を使ったデザインにこだわりを持っています。木材に対する想い・木を使用したデザインの強みはこちらの特集ページでも詳しくご紹介しています。建材としての木材には、デザイン性の他にも様々なメリットがあります。木がお店に与えるデザイン的な効果と、部材としてのメリットを解説します。
クラフトデザインとは?
クラフトデザインは大量に生産できない一点物の工芸品を指します。いわゆる、機械生産ではなく、手で加工する度合いが高いものです。クラフトデザインは、以下のようなものが挙げられます。
- 金属工芸
- 木竹工芸
- 陶芸
- 染織
- ガラス工芸
クラフトデザインそれぞれが異なった特徴を持っています。上手く店舗デザインに取り入れることで、他にはない空間を作り出せるでしょう。
クラフトデザインを店舗に取り入れるメリット
クラフトデザインを店舗に取り入れるメリットは以下3つです。
- オリジナリティを演出できる
- 温かみやぬくもりを感じられる
- 高級感を演出できる
それぞれ、どのようなメリットを店舗デザインにもたらすのかをみていきましょう。
オリジナリティを演出できる
クラフトデザインの多くは量産のできない一点物です。上手く店舗デザインに取り入れると、オリジナリティを演出できます。競合店と差別化ができるでしょう。
たとえば、金属工芸を入口の前に配置して、外観の一部にすると高級感のある店舗を演出できます。内装がコンクリートむき出しの場合は、木竹工芸やガラス工芸を取り入れると、おしゃれな空間が作れるでしょう。他の店舗デザインと違った視点で、高級感やおしゃれな空間を作るのに最適です。
温かみやぬくもりを感じられる
一点物や伝統の工芸品は、作り手の温かみを感じられるものが多いです。店舗に取り入れると、温かみやぬくもりのある空間を作り出せます。
特に、木竹工芸や和紙、染織、ガラス工芸は、素材からも温かみやぬくもりを感じやすいでしょう。また、クラフトデザインを暖色でまとめると、より温かみやぬくもりを感じる空間を演出できます。店舗の内装が暗い場合や、店舗に温かみをもたらしたい際にクラフトデザインはオススメです
高級感を演出できる
一点物や伝統の工芸品は高級感を演出するのにも最適です。特に、金属工芸や陶芸、ガラス工芸は重厚感があり、クラフトデザインの中でも高級感を強く演出できます。
高級感のある空間を演出したい、日本料理屋や焼肉店、寿司屋などにオススメです。ただし、取り入れすぎには注意する必要があります。店舗全体が重たい雰囲気になります。取り入れる際は、入口や各個室など部分的に取り入れるといいでしょう。
クラフトデザインを店舗に取り入れる際のポイント
クラフトデザインを店舗に取り入れる際に押さえておくポイントは以下3つです。
- 統一感を重要視する
- 多く置きすぎないようにする
- ターゲットに合わせたクラフトデザインを取り入れる
店舗デザインを台無しにしないためにも、それぞれのポイントをチェックしておきましょう。
統一感を重要視する
クラフトデザインも統一感が重要です。統一感がないとごちゃごちゃした空間になり、安っぽくなります。たとえば、金属工芸とガラス工芸、木竹工芸の3種類を取り入れるとまとまりのない空間に感じられるでしょう。
クラフトデザインを取り入れる際は、多くても2種類、色も3色までにするのが最適です。統一感を持たせると、クラフトデザインの良さが最大限に引き出されるでしょう。
多く置きすぎないようにする
クラフトデザインを多く取り入れすぎると、圧迫感を与えごちゃごちゃした空間になります。店舗デザインを台無しにする可能性も高いです。
高級感やオシャレな空間を作るには、入口や各個室、カウンターのみに置くなど、部分的に取り入れるといいでしょう。部分的に置くと、クラフトデザインの良さを引き出せます。店舗の広さとのバランスを考えた上で、クラフトデザインを取り入れる量を決めてみてください。
ターゲットに合わせたクラフトデザインを取り入れる
ターゲットに合わせたクラフトデザインを選択するのも大切です。店舗のターゲット層に合っていないクラフトデザインを取り入れると、集客やリピーターの獲得に繋がりません。
たとえば、20代をターゲットとしている場合は、オシャレな金属工芸やガラス工芸を取り入れると好感を持たれるでしょう。一方、40代より上の層をターゲットとする場合は、木竹工芸や陶芸、染織を取り入れると、好感を持たれます。
年齢層や性別など店舗のターゲット層に合わせた、クラフトデザインを取り入れるようにしてみてください。
まとめ
クラフトデザインを店舗に取り入れると、オリジナリティや高級感を演出できます。しかし、戦略のないクラフトデザインの設置は、店舗デザインを台無しにする可能性が高いです。クラフトデザインは、店舗の内装・外観とのバランスを考えて取り入れると良いでしょう。クラフトデザインを取り入れた店舗デザインを検討している方は、弊社TOまでご相談ください。