雑貨屋の店舗デザインで成功するためのポイント|商品と空間の相性を考慮したディスプレイ方法とは?

物販店の店舗デザイン
物販店の店舗デザイン
「雑貨屋を開業しようと考えているけど、店舗デザインに悩んでいる」
「雑貨屋の店舗デザインを考える際に押さえるべきポイントを知りたい」

このように、雑貨屋の開業を予定しているが店舗デザインが決まらずに悩んでいる方は、多いのではないでしょうか。この記事では、雑貨屋の店舗デザインの考え方から店舗デザインを考える際に押さえておくべきポイントを詳しく解説していきます。

雑貨屋は店舗デザインが集客や売上に直結すると言っていいでしょう。手を抜いた店舗デザインにしてしまうと、集客や売上の獲得に苦戦する可能性が高くなります。雑貨屋の開業で集客と売上に困らないようにするためにも、この記事をチェックして店舗デザインの考え方を学んでみてください。

私たちTO(ティーオー)は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。店舗デザインに対して真摯に向き合い、無理のない最適なプランニングをしております。私たちのデザインの流れについてはこちらのページをご参照ください。

雑貨屋の店舗デザインはコンセプトが鍵を握る

雑貨屋の店舗デザイン

雑貨屋のコンセプトに基づいて店舗デザインを考える必要があります。たとえば、オーガニック系の食品などを取り扱う場合は、ナチュラルな雰囲気の空間を作るのが最適です。

一方、ヴィンテージ雑貨やブリキのおもちゃなどを扱う場合は、重厚感のある内装のデザインにする必要があります。雑貨屋で取り扱う商品やターゲットとするお客さまの層、立地に合わせた店舗デザインを考えると、雑貨屋で成功する可能性が高まるでしょう。

雑貨屋の店舗デザインはディスプレイをどうするか考えるながら決める

雑貨屋のディスプレイ

取り扱う商品をどのように見せるかを考えながら店舗デザインを決めるといいでしょう。ディスプレイをオシャレに見せるためには、以下3つのポイントを押さえる必要があります。

  • 高低差を付ける
  • 天井までの空間を上手く利用する
  • 目立たせるポイントを作る

3つのポイントをそれぞれ詳しくみていきましょう。

高低差を付ける

什器や家具は高低差をつけて、視線を一定にさせないようにするといいでしょう。ずっと同じ視線のままだと見飽きてしまう可能性が高く、オシャレな印象を与えることができません。

また、一定の高さにある商品しか見られず売り逃しに繋がってしまう可能性があります。しかし、什器の棚の高さを変えたり木枠などを用いて高さを付けることで、視線を上下に誘導することができ飽きることなく多くの商品を見てもらえる確率が高まります。

天井までの空間を上手く利用する

什器の棚やテーブルなどが売り場だと思われがちです。しかし、天井までの空いている空間を有効活用することで、オシャレかつ印象に残るディスプレイを作ることができます。

天井までの空間を利用するには、天井吊りのラックやハンギングバー、ポールなどを使用するといいでしょう。天井から吊り下げされていると、目が行きやすくなるため強い印象を与えることができます。また、観葉植物などを吊るしてお店の雰囲気を作るデザインの方法も有効です。

目立たせるポイントを作る

すべての商品を売りたいのは経営者として大切です。しかし、ディスプレイはひとつだけ目立たせるポイントを作ることが重要です。中央に目立たせたいポイントを配置することにより、お客さまが入ってきた瞬間にインパクトを与えることができます。また、中央のデザインが決まることで、周りのデザインの方向性が決まりやすくなります。

雑貨屋を成功させる店舗デザインのポイント

雑貨屋の店舗デザインのポイント

雑貨屋の店舗デザインを成功させるには、意識するポイントを絞ることが重要です。ポイントを押さえて、店舗デザインに活かしてみてください。

什器や家具の素材にこだわる

雑貨屋の什器や家具は木材の素材がぴったりです。特に無垢材にすると取り扱う商品の質が高く見えるでしょう。一方、スチールラックにすると安っぽい印象を与えてしまう可能性があります。什器や家具の素材にこだわるだけで、商品の見え方が変わってきます。

取り扱う商品に合う色で統一する

雑貨屋のデザインポイント

オーガニック系などのナチュラルな雰囲気を出す場合は、ベージュやオフホワイト、生成りとブラウンなどを組み合わせるといいでしょう。壁をオフホワイトでまとめて什器や家具をベージュに近い色の木材にするとまとまります。一方、重厚感を出したい場合は、全体を黒色や濃い茶色でまとめて、観葉植物などで緑を取り入れるとオシャレな空間を作り出すことができます。

回遊率を高める動線を意識する

店内全体を見てもらえるようにするための動線設計が重要になります。棚什器や家具を配置する際に入口に対して横向きに置いてしまうと奥が見えず、回遊率が下がります。一方、縦に配置すると奥まで誘導しやすくなるため、回遊率が必然的に上がるでしょう。回遊率をあげる動線設計が難しい場合は、デザイン設計事務所などのプロからアドバイスをもらってみてください。

外観に力を入れる

外観で取り扱っている商品を訴求するといいでしょう。たとえば、外観の一部分にウィンドウディスプレイを作ることが挙げられます。一般的な雑貨屋は、外から見るとなんのお店なのかが分からない場合が多いです。外観で商品を訴求することで、通行人の目を引くことができ新規のお客さまの獲得につなげられます。

威圧感を与えないレジの配置

レジの配置が入店率や売上に関係してくると言っても過言ではありません。入口から真正面にレジがあると威圧感があり、入店しづらくなります。レジの配置は入口に対して横向きが最適でしょう。また、できるだけ店内を回遊してもらえるように、レジは動線も考えた上での配置が重要です。

まとめ

雑貨屋のデザイン のテクニック

雑貨屋の店舗デザインは商品の魅力を活かすテクニックを利用し、素材や色、配置にこだることがポイントです。この記事を参考にして、魅力を存分に引き出す雑貨屋を目指してみてください。