飲食店がインバウンド需要で売上を伸ばすためにできること|外国人観光客の心を掴む店舗デザインのポイント

インバウンド需要に対応する飲食店のデザイン 飲食店の店舗デザイン
飲食店の店舗デザイン
「近年はインバウンド需要が期待できるけど、店舗デザインってどのようにすればいいんだろう?」
「外国人に好まれる店舗デザインのポイントを詳しく知りたい」

このように、インバウンド需要に備えた店舗デザインにしたいと考えているオーナーの方は多いのではないでしょうか。今回は飲食店がインバウンド需要で売上を伸ばすためにすべき店舗デザインのポイントを詳しく解説していきます。

最近では、コロナウイルスによる規制が緩和されつつあり、外国人の訪日が見られるようになってきました。日本にある数多くの飲食店の中で外国人の方に選んでもらうには、店舗デザインを工夫しなければなりません。インバウンド需要に適応する店舗デザインを作るためにも、ぜひチェックしてみてください。

こちらの記事で掲載している店舗の画像は、すべて私たち株式会社TOでデザインいたしました。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください

店舗デザインでインバウンド需要も大事にするべき理由

日本は、2022年10月11日から入国規制の大幅緩和に踏み切りました。2020年から続いていたコロナウイルスによる入国規制の緩和によって、2023年はコロナウイルスが発生する前に近い水準まで訪日外国人が増えるのでないかと期待できます。

また円安の影響で外国人の方が日本で買い物をするとお得感を得られるのも追い風となっています。入国規制の緩和と円安の影響で2023年は外国人の観光客が増える予想がされるため、外国人のお客様の売上アップが期待できるでしょう。

インバウンドで売上を伸ばす店舗デザインにするポイント

インバウンド需要に適応する店舗デザインを考えるのは難しいです。ここでは、インバウンド需要で売上を伸ばすために重要な店舗デザインのポイント以下4つを解説していきます。

  • 和を取り入れたイメージ戦略
  • 店内が見える設計
  • ユニバーサルデザインの導入
  • 無料Wi-Fiの設置

上記4つのポイントをそれぞれみていきましょう。

和を取り入れたイメージ戦略

日本を訪れる外国人が求めているのは日本の象徴になる「和」です。日本でしか味わうことのできない「和」を飲食店に取り入れることで、外国人からの注目の的となる可能性があるでしょう。飲食店の店舗デザインで取り入れるべき「和」は以下4つです。

・和をイメージさせる素材
・和をイメージさせる格子戸、障子、畳
・和をイメージさせる色
・和をイメージさせるインテリア

3つそれぞれの具体的な例を詳しく解説していきます。

和をイメージさせる素材

和をイメージさせる素材は、竹やヒノキ、サクラ、スギといった木材から塗り壁、石、和紙などが挙げられます。木材は自然素材の経年変化が「和」を生み出すので、加工の施された木材よりぬくもりのある無垢材が最適です。

和をイメージさせる掘りごたつや格子戸、障子、畳

掘りごたつや格子戸、障子、畳は日本の伝統です。日本の伝統を取り入れるとことで、一段と店内が「和」の雰囲気になります。外国人もぱっと見で「和」を連想できるので、掘りごたつや格子戸、障子、畳のうちどれかひとつ取り入れてみてください。

和をイメージさせる色

ブラウン系でまとめる、またはアースカラーでまとめると「和」の雰囲気がでます。アースカラーは、ベージュや落ち着いた水色、藍色、モスグリーン、エンジなどでまとめるといいでしょう。

和をイメージさせるインテリア

麻や竹、和紙でできているシェードのペンダントライトや生け花、掛け軸、陶器などを取り入れると「和」の雰囲気がでます。多く置きすぎず、ワンポイントで取り入れると際立つでしょう。

和風(和モダン)の店舗をデザイン・施工する場合の考え方と費用、デザイン事例については、下記バナーの特集ページでより詳しく解説しています。私たちTOは、和の伝統を現代に息づかせる和風の店舗デザインを得意としています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。

和モダンデザインが特にな店舗デザイン会社

店内が見える設計

外国人の方に限らず、流動客をターゲットにする場合は、外から店内が見れるデザインが望ましいです。初めてのお客様は、店内が見えないお店には中々入りづらいものです。

流動客にアピールできるよう、店内の雰囲気が見える設計にしましょう。ガラス張りにして外から中が見えるようにする、入口を開けっぱなしもしくはガラスにするなど、方法はさまざまあります。

ユニバーサルデザインの導入

外国人の方が利用しやすい空間づくりも重要です。外国人の方が飲食店であたる壁は、「言葉」と「生活習慣」、「通貨」などが挙げられます。トイレの位置やメニューお箸の使い方などを英語で記載したりしましょう。

また、トイレは国によって使用方法が大きく異なります。基本的に外国ではトイレットペーパーを便器に流しません。日本でのトイレの使い方をイラストや多言語で案内することも重要です。国の枠を超えて誰もが利用しやすいデザインを店舗に取り入れることが、インバウンド需要を売上につなげるひとつの手段になります。

無料Wi-Fiの設置

短期滞在だと携帯をWi-Fiのあるところでしか利用しない外国人の方も多いです。無料Wi-Fiを設置し、外にアピールすることで来店に繋がる可能性が高くなるでしょう。外国人の行動背景を理解すると、来店につながりやすくなります。

まとめ

この記事では、飲食店がインバウンド需要で売上を伸ばすためにすべき店舗デザインのポイントを詳しく解説してきました。これからはインバウンド需要がどれだけ取れるかによって、売上が大きく変わるでしょう。

私たち株式会社TOは、施主様と徹底的に向き合い、持続可能な長く続くお店づくりをミッションとしています。私たちがデザインした飲食店の生存率と受賞歴はこちらからご参照ください。