飲食店に駐車場は必要?駐車場の役割、メリット、デメリットを解説します。

飲食店の駐車場 飲食店の店舗デザイン
飲食店の店舗デザイン

店舗経営をするうえで、駐車場の設置を悩まれている方は多いのではないでしょうか?駐車場の設置は集客の動向に大きく関わり、自動車やバイクでの来店をスムーズにさせます。

しかし、中には駐車場を設置したからこそ、固定費による損失が大きくなるケースも少なくはないでしょう。本記事では、飲食店における駐車場の役割やメリット・デメリットについて解説していきます。

店舗の駐車場の有無を悩まれている方は、本記事を参考にした上で設置を検討してみてください。

店舗の駐車場には集客の役割がある

店舗における駐車場には、集客の役割があります。集客の中で主にお客様の来店は、以下のように3つに分かれています。

  • 徒歩や自転車
  • 自動車やバイク
  • 電車やバスなどによる公共機関

店舗に駐車場がなければ、「徒歩や自転車」と「電車やバスなどによる公共機関」でしか集客できません。また、路上駐車による店舗周辺の住民によるクレームも考えれるでしょう。

もし店舗に駐車場を設置すると、車やバイクでの来店客の獲得が見込めるため、売上向上にもつながります。しかし、場合によっては駐車場設置によるデメリットもあるため、後ほど詳しく説明していきます。

店舗に駐車場を設置するメリット

ここでは、店舗に駐車場を設置するメリットをご紹介します。

  • 回転率が上がる
  • お客様が来店しやすくなる
  • 路上駐車のトラブルが無くなる

店舗に駐車場を設置すると多くのメリットがありますが、大きく3つに分けて解説していきます。

集客と売上が上がる

店舗に駐車場を設置すると、集客と売上が上がるのはメリットの1つです。先程説明したように、店舗に駐車場を設置すると、自動車やバイクでの来店客の獲得が見込め、集客数の増加が考えられます。

そのため、集客率が上がり、売上向上にもつながります。ただし、店舗の立地が「郊外」や「自動車やバイクによる交通手段が主流」の場合のみのため注意しましょう。

立地の悪さをカバーできる

店舗の立地の悪さをカバーできるのも、駐車場設置のメリットです。郊外や自動車やバイクによる交通手段が主流の場合、駐車場がないと集客率は低くなります。「あの店は駐車場がないならやめとこう」と来店拒否する方も少なくはありません。

もし、立地が悪くても駐車場があれば、車やバイクでの来店ができるため、立地の悪さをカバーできます。そのために、まずは店舗の立地条件をリサーチしてから駐車場に設置を検討しましょう。

路上駐車のトラブルが減少する

店舗に駐車場がないと、路上駐車のトラブルが発生しやすいです。駐車場の有無を調べずに自動車やバイクで来店してきたお客様は、路上駐車することが考えられます。路上駐車をしてしまうと、交通の妨げになったり、事故の原因になったりする可能性が高くなるでしょう。

また、周囲の住民からのクレームにもつながるため、店舗の評判は落ちてしまいます。そのために、店舗に駐車場を設置しておくと、未然に路上駐車のトラブルを防げるでしょう。

店舗に駐車場設置するデメリット

前章で店舗に駐車場を設置するメリットを解説しました。しかし、駐車場設置にはデメリットも存在します。ここでは、店舗に駐車場を設置するデメリットを解説していきます。

  • 駐車場内のトラブルが発生する
  • 賃料の固定費がかかる
  • 立地によっては損失になる

デメリットを理解しておくと、未然にトラブルや損失の対策ができるでしょう。それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。

駐車場内のトラブルが発生する

店舗に駐車場を設置すると、駐車場内のトラブルが発生する可能性があります。駐車場内には、下記のトラブルが挙げられます。

  • お客様同士の接触事故
  • 壁やポールへの物損事故
  • 無断駐車
  • 車上荒らし
  • ゴミの投棄や放置

駐車場のトラブルを防ぐには、防犯カメラの設置や管理会社に依頼するのが一般的でしょう。しかし、防犯カメラの設置や管理会社に依頼するにはコストがかかるため、資金調達をしておく必要があります。

賃料の固定費がかかる

店舗に駐車場を設置すると、賃料として固定費がかかるのもデメリットの1つです。駐車場を設置する方法として、「貸し土地」と「月極駐車場」を借りる方法が一般的です。

費用にはバラツキがありますが、どちらも賃料がかかります。また、駐車場管理を依頼すると、管理の質は向上しますが、固定費は増加するため気を付けておきましょう。

必要な駐車場の広さや収容数の出し方

店舗の駐車場に必要な広さや収容数の出し方は、「業種や業態」と「店舗の立地」によって決まります。ラーメン屋などの回転率の高い飲食店の場合、駐車場がなければ多くの顧客獲得ができず回転率が下がります。

店舗の客数と同数程度、もしくはそれ以上の収容数がなければ厳しいでしょう。反対に、予約制のレストランなどの飲食店の場合、対応できる顧客の数が決まっています。対応できる最大の収容数さえあれば十分です。

また、業種や業態だけでなく、店舗の立地によっても判断する必要があります。立地的に自動車での来客が多いのかをリサーチする必要があるでしょう。

メリット・デメリットを踏まえて駐車場は設置しよう

店舗の駐車場設置には、さまざまなメリットとデメリットがあります。本記事では、飲食店における駐車場の役割やメリット・デメリットについて解説していきました。自分が経営する店舗のサービスや立地に合っているかを検討してから設置しましょう。

株式会社TO(ティーオー)は、店舗デザイン設計会社です。持続可能なデザインで、店舗の集客や売上を増加させる取り組みを行っています。私たちの強みに関しては、下記のページから合わせてご参照ください。