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店舗内装デザイン設計のポイント飲食店のデザイン

【飲食店編】店舗照明の基礎知識を徹底解説|明るさと印象の関係を理解して理想の店舗デザインを!

名古屋の居酒屋の店舗デザイン 店舗内装デザイン設計のポイント
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照明の明るさでお店の雰囲気は180度変わります。そのため、適切な照明を選ばないと理想のお店とかけ離れた店舗になってしまう可能性があります。

そこで今回は、飲食店デザインに必要な照明の基礎知識をご紹介して参ります。飲食店に適した照明の明るさ・色温度について解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

照明と同じくらい重要な飲食店の床材の選び方はこちらの記事で詳しく解説しています。店舗デザインを考える際は、証明に合わせた店舗の床材を選びましょう。ぜひこちらも合わせてご参照ください。

店舗の照明の基礎知識

店舗の照明の基礎知識

店舗デザインの観点から覚えておきたい照明の基礎知識は、以下の5つの基準とポイントです。理想の店舗にするために、まずはこれからご紹介する基礎知識を抑えておきましょう。

1.光束(こうそく)
2.照度(しょうど)
3.輝度(きど)
4.演色性(えんしょくせい)
5.色温度(いろおんど)

1.光束(こうそく)

光束は、照明から出る光全体の明るさを示します。単位はルーメン (lm)です。ル-メンは、電球の明るさを表すワット(W)と間違われやすいです。「照明全体の明るさ=ルーメン」「電球の明るさ=ワット」と覚えておくといいでしょう。

飲食店では、LEDを使用するか白熱電球を使用するか(※現在は、ほぼLEDにて計画を行います。)で、ルーメンを確認する場合があります。一般的には、LEDの方が白熱電球に比べて少ないルーメンで同じ明るさを出すことができるため、電気代を抑えることができます。

②照度(しょうど)

照度は、光束によって照らされた面積の明るさのことです。単位はルクス(lx)です。人が作業する環境にどのくらいの明るさが必要なのかを示します。空間の全体的な明るさを判断にするためにもっとも基準とされる単位です。

ルクスは、JIS(日本工業規格)による基準が設けられており、飲食店では調理場やトイレ、廊下などさまざまな場所に基準が適応されています。ただし、基準を下回ったとしても営業停止になることはありません。

・調理場→300〜750ルクス
・トイレ→150〜300ルクス
・廊下→75〜150ルクス

③輝度(きど)

輝度は、照明から出る光に直接照らされた面積です。単位はcd/m2(カンデラ毎平方メートル)です。光が壁に反射して部屋全体を照らす明るさを示します。人が感じる明るさは、輝度で示されることが多いです。そのため、飲食店の店内の明るさを考える場合は、輝度を用いて考えるといいでしょう。

④演色性(えんしょくせい)

光によって照らされたモノの色の見え方に影響を及ぼすのが演色性です。主に平均演色評価数(Ra アールエー)という単位を使って表します。自然の光(Ra100)を基準とし、光源(電球、蛍光灯、LEDなど)によって照らされたモノの色が、自然光で見たときに近い場合は、演色性がいいと言います。逆に、自然光で見たときの色と違う場合(Ra1に近い数値)は、演色性が悪いと言います。

例えば、自然光で見ると赤色のトマトが、蛍光灯や電球の下で見ると黒に近い色に見えることがあります。これが、演色性です。店舗の内装を考える上では、内装やインテリアなどの色味が変わってしまう可能性があるため、演色性を考慮した内装作りをする必要があります。

⑤色温度

色温度の単位はケルビン(K)で表され、ケルビンが低いと赤みが強い色合いとなり、高いと青色に近くなります。理想のお店の雰囲気を作るには、色温度を考慮したデザインが大切です。色温度は蛍光灯や電球を使用する際、確認することができます。「昼光色」「昼白色」「電球色」「キャンドル色」などがあります。

昼光色

オフィス動線

細かい部分がよく見えるため、集中力を高めたいオフィスなどに適しています。しかし、目が疲れやすくなるため、リラックスが求められる飲食店には向きません。

昼白色

昼白色

太陽の明るさに一番近く、使用する場所を選ばない特徴があります。居酒屋などの飲食店でよく使われる蛍光灯や電球の色になります。

電球色

電球色

オレンジに近い色合いで、温かみや落ち着いた雰囲気を出すことができます。リラックスを求められるカフェや小料理屋などの飲食店に適している色です。

キャンドル色

キャンドル色

電球色よりもさらに赤みが強い色を言います。ろうそくの火の色にたとえられているので、この名前がついています。

飲食店に適した照明の明るさとは

飲食店に適した照明の明るさとは

必要な照明の基礎知識をふまえた上で、飲食店の業種別にどのくらいの照明の明るさが適しているのかを解説していきます。ただし、すべての飲食店がこれから解説する基準に当てはまるわけではありません。飲食店の業態、提供する料理、理想とする雰囲気によって、基準は変動します。

最適な照明の明るさは、店舗設計を依頼する建築設計設計事務所、建築デザイナーと入念に相談して決められることをおすすめします。もちろん、私たち株式会社TOにもお気軽にご相談ください。

①ゆったりとした食事(レストラン・カフェなど)

ゆったりとした食事(レストラン・カフェなど)

リラックできる雰囲気の飲食店を目指している場合、客席の照明の明るさは500lx(ルクス)前後に設定するといいでしょう。人が薄暗いと感じる明るさが500lxになります。学校の事務室の明るさをイメージすると明るさの感覚が掴みやすいと思います。基準を500lxとして、明るさを調節していくと理想の店舗の明るさになります。

②回転率を重視(ファミレスなど)

回転率を重視(ファミレスなど)

家族などで楽しむファミレスなどは、700lx前後が適切な明るさです。700lxは百貨店の売り場や明るいオフィス程度の明るさになります。ファミレスの場合、リラックスできるレストランと比べ、お客さまの回転率を重視ししているため、明るさを強めにしている傾向があります。回転率重視の場合は少し明るめに設定しましょう。

③落ち着いた雰囲気(バーなど)

和モダンな照明

バーなどの落ち着いた雰囲気を出したい場合は、100lx前後の明るさがいいでしょう。バーの場合は、厨房の明かるさを300lx前後に設定し、少し明るくする必要があります。しかし、客席は暗くして雰囲気を出す必要があるため、100lx前後の明るさが適当になります。バーの種類によっても変わってきますが、落ち着いた雰囲気のバーを作るには100lx前後の明るさで考えてみてください。

ただし、10lx以下にすると風営法に引っかかってしまうので注意が必要です。

飲食店に適した色温度とは

飲食店で色温度を使い分けることで、理想のお店の雰囲気を作り出すことができます。「客席」「レジ・厨房」「看板」に分けて適切な色温度をこれから解説していきます。

①テーブル周り(客席)の色温度

テーブル周り(客席)

お客さまをリラックスさせる雰囲気を出したのであれば、色温度を低めに設定しましょう。目安としては2,000〜3,000K程度です。低めに設定することで、温かみのある空間を作り出すことができます。また、色温度が低い空間は、色温度が高い空間と比べ料理を美味しそうに、食器を美しく見せることもできます。

②レジや厨房の色温度

レジや厨房の色温度

レジや厨房では、色温度を4,000〜5,000k程度に設定するといいでしょう。色温度を高く設することで、集中力を高めることができます。そのため、レジの会計や厨房でのミスを防ぐことができます。客席とレジ・厨房の色温度を使い分けることで、お客さまと働くスタッフ共に居心地のいい環境を提供することができます。

ただし、オープンキッチンや、レジが店内にある場合は、店内全体の色温度に合わせて計画することをお勧めします。この場合、レジや厨房だけ照明の色温度が異なると空間の雰囲気を崩してしまうからです。

厨房設計に関してはこちらの記事で詳しく解説しております。照明以外にも厨房には設計上の重要なポイントが沢山あります。ぜひこちらも合わせてご参照下さい。

③看板の色温度

一般的に看板の色温度は、6,500k程度が推奨されています。看板が綺麗に見えると、通りがかりの人が立ち止まる可能性を高めてくれるでしょう。

しかし、色温度が低い看板も悪いわけではありません。色温度が低い看板は、落ち着いた雰囲気のお店をイメージさせます。そのため、高級料亭や寿司屋などの高級感のあるお店の看板に適しています。お店の雰囲気や狙っているターゲット層に合わせて、適切な看板の色温度を使い分けが重要です。

看板のデザインに関してはこちらの記事で詳しく解説しております。こちらも合わせてご参照下さい。

照度と色温度を適切に使い分け、理想の店舗の雰囲気を作り出しましょう

理想の飲食店にするために必要な照明の基礎知識

この記事では、理想の飲食店にするために必要な照明の基礎知識と、飲食店に適した照明の明るさ・色温度について解説してきました。

照明の基礎知識は、理想の店舗作りで失敗しないための重要なポイントとなります。照明の知識を持っていることで、店舗照明の調整すべき部分が明確になります。照度と色温度を適切に使い分け、理想の店舗の雰囲気を作り出しましょう。

こちらの記事で掲載している店舗の画像ほとんどは、私たち株式会社TOでデザインいたしました。各デザイン事例の紹介はこちらからご覧いただけます。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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