【飲食店】小規模な店舗(狭小店舗)でも個室を設ける際のポイントについてご紹介いたします! 

木材を使った居酒屋のデザイン 飲食店の店舗デザイン
飲食店の店舗デザイン

近年、コロナウイルスの影響で外食をする際もなるべく人との接触を避けるために「個室」を選択する方も多く、その需要は高まっています。

また「個室」があることによって家族での集まりや、同窓会など大切なイベントの場として使用される機会も増えます。しかし「個室」導入にあたってスペースやコストにおいてデメリットも存在いたします。

今回はそんな「個室」を導入するポイントについてご紹介いたします。

「個室を設けたいが、お店が広くないので悩んでいる」
「様々な場面で利用出来るようなお店にしたい」
「個室を設けて素敵なお店造りをしたい」

などお考えの方は是非参考にしてみて下さい。

「個室」導入のメリット・デメリット

個室導入のメリット

メリットとして人目を気にせずに食事を楽しめる点があります。個室があることによって冠婚葬祭の家族での集まりや、商談など、特定の人と食事をしたい方が利用しやすくなります。

また個室それぞれでデザインを変更するなど一つのお店の中でもバリエーションを増やすことが出来るので、お客様のニーズに答えやすくなります。

個室導入のデメリット

竹ひご欄間

デメリットとして、完全個室を設ける際は確保出来る席数は減ってしまう点があります。カーテンや簾などで仕切る半個室の場合は別ですが、完全に壁や建具で仕切ってしまう場合はその分スペースは減ってしまいます。

また当然その個室を区切るための施工費も必要になります。そしてお客様が滞在する時間も増えるので回転率は下がる場合が多いです。

「個室」導入する際のポイント

メリット・デメリットを述べましたが、最近では個室の有無でお店を選ぶお客様も増えており個室を設置する店舗は増えています。そのため個室を作るポイントについてご紹介いたします。

①人数によってレイアウトを変更出来るようにする

居酒屋や焼肉屋などのお店では4-6人の少人数の集まりや、10人以上になる大人数での宴会など様々な場面で使用されます。そのためシーンによって個室利用の人数が異なる場合があります。それぞれ大部屋や小部屋を設けられれば問題ないのですが、スペースの問題でそれも厳しいことが多いです。

そんな時は個室と個室の間を建具等で間仕切りその有無により大人数用の個室になるようにすると様々な場面に対応出来ます。また個室と客席間の間仕切りも外せるようにすれば大人数での宴会でも使用が可能になります

この場合取り外した建具を収納する場所も必要になりますが、敷居と鴨居に溝を増やしておき、そこに収納したり壁に枠を設けてケンドン式で納めるなど場所を取らずに収納する方法がオススメです。

②商談スペースと両立させる

オフィス機能と飲食スペースが一つの建物に納まっている場合、面積的に個室を作るのが難しい場合もあります。また数は少ないが一定数は利用するので個室を設けたいなどといった場合も、利用していないときにスペースもったいないと感じることもあると思います。

その場合、例えば商談スペースと個室を両立させてしまうのも方法の一つです。オフィススペースに商談用のスペースを設けるのを辞めて、その分個室面積を増やして商談スペース必要な際は個室を利用するなど優先順位を考えてスペースの配分を考えることが大切です。

またオフィススペースと飲食スペース両方からアクセスしやすい部分にレイアウトをして、商談する際、個室利用する際どちらも利用出来るようにするのもオススメです。

まとめ

今回は「個室」についてご紹介いたしました。今回ご紹介した以外にも物件の規模や形状によりそれぞれベストな案は異なるので、「個室」導入の際にお困りの際は是非お気軽にご相談ください。

株式会社TOは店舗やオフィスなどの商業施設のデザインを多く取り扱っています。「お客様が望まれていること」さらに「お客様のお客様が望まれていること」を実現できるように誠心誠意取り組んで参ります。店舗改装や、新規出店、それ以外のことでも何かお困りのことございましたらご気軽にご相談下さい。皆様の理想を叶えるために尽力させて頂きます。