【2024年更新】飲食店テナントの家賃相場はどれくらい?最新情報と市場動向を解説します!

店舗独立開業のポイント
店舗独立開業のポイント
「飲食店の開業でテナントを借りるとしたら家賃はどのくらいになるんだろう?」
「飲食店のテナントの家賃相場を地域ごとに知りたい」

このように、飲食店の開業を予定していてテナントの家賃相場について詳しく知りたいと思っている方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は飲食店のテナントの家賃相場とテナント家賃の市場動向、飲食店の家賃比率について詳しく解説していきます。

家賃相場を把握することで、どのくらいの広さの店舗にすべきかやどのくらいの売上が必要になるかの予測が立てやすくなります。収支計画に活かすためにもぜひ参考にしてみてください。

私たち株式会社TOは、施主様と徹底的に向き合い、持続可能な長く続くお店づくりをミッションとしています。私たちがデザインした飲食店の生存率と受賞歴はこちらからご参照ください。

飲食店テナントの家賃相場

飲食店のテナントの家賃相場は地域や立地、築年数などによって異なるため、一概には言えません。しかし、大都市のテナントの家賃相場を参考にすることで、収支計画や家賃交渉に活かせるでしょう。今回は、愛知県、東京都、大阪府のテナントの家賃相場(坪単価)を紹介していきます。

愛知県の飲食店テナント家賃相場

愛知県の駅前の中村区と飲食店が多い栄がある中区のテナント賃料相場が以下になります。

中村区→平均坪単価=16,500円 程度 / 坪
中区→平均坪単価=17,800円 程度/ 坪
※テナント家賃相場比較サイトをいくつか参照して算出

中村区と中区ともにコロナウイルス流行前の2020年の坪単価と比べると2,000円から3,000円ほど坪単価が上がっています。年々上がり続けているため、今後も上がる可能性が高いです。

東京都のテナント家賃相

東京都の家賃相場は渋谷区と新宿区、港区を取り上げます。全国の中で坪単価が最も高い地域といっていいでしょう。

渋谷区→平均坪単価=36,000円 程度 / 坪
新宿区→平均坪単価=30,000円 程度 / 坪
港区→平均坪単価=32,000円 程度 / 坪

3区すべて2020年と比べると平均坪単価が1,000円から3,000円ほど上がっています。人口が最も多い東京都は飲食店の激戦区でもあるため、賃料が高い傾向にあります。今後も上がり続ける可能性が高いです。

大阪府のテナント家賃相場

大阪では飲食店の多い梅田がある北区と難波がある中央区、新世界のある天王寺区の家賃相場を取り上げます。

北区→平均坪単価=24,000円 程度/ 坪
中央区→平均坪単価=22,500円 程度/ 坪
天王寺区→平均坪単価=16,900円 程度/ 坪

北区と中央区、天王寺区のすべてが2020年と比べて2,000円ほど坪単価が上がっています。特に、天王寺区は2023年に入って急激に坪単価が上がっています。

テナント家賃の市場動向

テナント家賃の市場動向

現在はどの地域も地価が上がっていることもあり、賃料がコロナウイルス流行前より高くなっています。特に路面に面している1階は賃料が急上昇している傾向にあります。今後もインバウンド需要や観光などが活発になるにつれて賃料は上がっていくことが予想されます。

飲食店が目指す家賃比率

飲食店が目指す家賃比率

一般的な指標として、飲食店が利益を出し続けるためには、売上に対する家賃の比率を10%以下に抑える必要があると言われています。

飲食店の運営では仕入費用や光熱費、人件費などかかる費用が多いためです。たとえば、月の売上を100万円ほどと仮定している場合は、家賃を10万円までにする必要があります。

また、飲食店の月間の坪売上の理想は15万円と言われており、最低でも10万円は必要とされています。飲食店を黒字経営するためにも、予測売上に見合った適切な家賃でテナントを借りましょう。

家賃比率を下げるために押さえておくべきポイント

家賃比率を下げるために押さえておくべきポイント

飲食店で家賃比率を下げるには、これから紹介する3つのポイントを押さえておきましょう。

営業時間を長くする(営業日を増やす)

営業時間を伸ばしたり営業日を増やすことで、売上の増加を期待できます。しかし、営業時間を長くすると人件費や光熱費も増加するため、すべて含めた上で利益が出るかのシミュレーションをすることが重要です。

店舗の空き時間を有効活用する

営業していない時間帯を有効活用できないか検討してみてください。別の事業者に店舗を貸し出したり、イベントに貸出したりするなどして、新たな売上や集客を見込みまよう。ただし、店舗を貸し出す場合は、家主の許可が必要になる場合があるため、賃貸借契約書と管理会社への確認は忘れずに。

フードデリバリーやテイクアウトを実施する

店舗の大きさの問題から、家賃比率を下げることが難しい場合は、フードデリバリーやテイクアウトを検討するといいでしょう。フードデリバリーは、お店の大きさや席数に関係なく、売上を増やすことができます。家賃と店舗の大きさに限界を感じている方は、ぜひ検討してみてください。

まとめ 飲食店のテナントの家賃相場は上昇傾向

飲食店のテナントの家賃相場

飲食店のテナントの家賃相場は上昇傾向にあります。収支計画、事業計画をしっかり建てて、最適なテナントを選びましょう。テナント選びでお悩みの方は私達TOにぜひご相談ください。

株式会社TOでは、店舗の開業・改装・運営に関する補助金の取得補助を行っております。開業・リニューアルの際には、補助金の申請から建物の完成、受給までを一貫してサポートいたします。補助金取得の流れや過去の採択事例に関してはこちらのページをご参照ください。