【2023年版】飲食店のトレンドを店鋪デザインの観点から考えてみました。コロナ禍、インフレの時代、生き残る、長く続けるためのコツとは

飲食店の店舗デザイン
飲食店の店舗デザイン
「これからを生き残るための店舗デザインのポイントを知りたい」
「2023年の飲食店のトレンドを知りたい」

このように、2023年の飲食店の店舗デザインのポイントを知りたいと思っているオーナーの方は多いのではないでしょうか。コロナ禍やインフレなどで厳しい立場に立たされている飲食業界。生き残るために、店舗デザインを見直したい方も多いと思います。

しかし、時代の流れ、トレンドを無視して店舗デザインを考えてしまうと、集客や売上に困る可能性があります。いつまでも長く続く店舗を作るためにも、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

こちらの記事で掲載している店舗の画像は、すべて私たち株式会社TOでデザインいたしました。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください

2023年の飲食店の店舗デザインのトレンド

店舗デザインのトレンド

2023年の飲食業界のトレンドは、コロナ対策の緩和、インフレの考慮、インバウンド、少人数がキーワードになると言われています。そこから考えられる店舗デザインのトレンドは以下の4つです。

①高級感のある店舗デザイン
②持ち帰り用の店舗デザイン
③インバウンド需要に合わせた店舗デザイン
④会員制の小規模な店舗デザイン

上記4つのトレンドを押さえていきましょう。

①高級感のある店舗デザイン

コロナ禍により家で食事をすることが多くなったため、外での食事の際に「非日常感」を求める方が多くなっていると言われています。庶民的な空間より、高級感のある空間が求められやすいです。人々の外出の機会が減った今、デートや記念日、接待などターゲットを絞った高級感のある空間づくりが求められています。

②持ち帰り用スペースを設けた店舗デザイン

持ち帰り用の店舗デザイン

2023年は配達より持ち帰り需要が増えると予想されています。フードデリバリーサービスは、ガソリンの値上がりから軒並み配送料が高くなっているためです。ここ数年の「中食」に慣れた消費者は、デリバリーサービスを使用せず自分で店舗に取りにいくことが多くなるでしょう。既存店舗に持ち帰り専用スペースを追加する飲食店が増えています。

③インバウンド需要に合わせた店舗デザイン

インバウンド需要に合わせた店舗デザイン

日本への入国規制が緩和されつつある昨今は、インバウンド需要を考えた店舗デザインが注目されています。インバウンド客をターゲットにする場合は、外国人が好む「和」を感じられる空間づくりが重要になるでしょう。また、「和」を感じるデザインは日本人観光客にも人気があります。地域の伝統技術や地産地消を取り入れたデザインなどで、日本人観光客も惹きつけられるデザインがおすすめです。

④会員制の小規模な店舗デザイン

会員制の小規模な店舗デザイン

大人数の飲み会文化が少なくなったこれからの時代は、限られた人しか入れない会員制の小規模な飲食店や、特別な個室などを設けた店舗が人気を集めると言われています。少人数しか入れないことで、お客さまは特別感を感じることができます。さらに、小規模な店舗デザインは、設備費用を抑えることができる、高単価、リピーターに繋がりやすいというメリットがあります。

2023年:飲食店が生き残るために取り入れたい店舗デザインのポイント

2023年を生き残るためには、飲食業界の潮流を抑えつつ、自分のお店のコンセプトを確立して、他店舗と差別化を計らなければなりません。2023年度、今すぐ取り入れたい店舗デザインのポイントは以下3つです。

①素材にこだわる
②ユニバーサルデザインの導入
③テイクアウト用のカウンターを用意

①内装の素材にこだわる

内装や家具に使用する素材は徹底的にこだわりましょう。たとえば、「和」の空間を作るのであれば、スギやヒノキなど日本で昔から使われてきた木材の使用が最適です。建築技術の発達で安価な内装素材も増えていますが、内装に使用する素材を妥協しすぎてしまうと、安っぽい印象の空間になってしまい「廃れ」が生まれるので注意しましょう。

②ユニバーサルデザインの導入

インバウンドの需要を考える際に重要なのがユニバーサルデザインです。外国人の観光客が訪れても、不自由のない店舗デザインにする必要があります。たとえば、トイレの場所を示す看板の設置や、注文の仕方を説明する看板などが挙げられるでしょう。

③テイクアウト用のカウンターを用意

デリバリーの運賃の値上げに伴ったテイクアウト需要に対応するため、テイクアウト専用のカウンターの設置がおすすめです。イートインとテイクアウト専用を分けることで、業務効率がよくなります。また、並ぶことが少なくなるので、お客さまのリピート率の向上も期待できます。

まとめ

生き残る店舗デザインのポイント

この記事では、2023年の飲食店の店舗デザインのトレンドと飲食店が生き残るために必要な店舗デザインのポイントを詳しく解説してきました。飲食店の店舗デザインのトレンドは日本の情勢で変わっていきます。アンテナを張って飲食店の店舗デザインのトレンドを追っていくことが、生き延びていくために必要な要素です。

私たち株式会社TOは、施主様と徹底的に向き合い、持続可能な長く続くお店づくりをミッションとしています。私たちがデザインした飲食店の生存率と受賞歴はこちらからご参照ください。