空中店舗とは?高層ビルや駅などにある店舗の特徴と魅力、集客するためのポイントを解説します

店舗デザインのポイント
店舗デザインのポイント
「空中店舗にする魅力やメリットって何かあるのかな?」
「空中店舗で集客する方法を詳しく知りたい」

このように、店舗の開業で空中店舗を検討していて悩んでいる方は多いのではないでしょうか。この記事では、空中店舗の特徴やメリット、デメリット、集客に成功するポイントを詳しく解説していきます。

空中店舗は一般的に集客がしづらく避けられがちです。しかし、店舗のコンセプトを明確にして適切な空中店舗を選ぶ事で、繁盛する店舗を作ることができるでしょう。空中店舗について詳しく理解し、集客に困らない空中店舗を開業するためにも、この記事をチェックしてみてください。

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空中店舗とは

空中店舗とは

まずは、空中店舗はどのような店舗を指すのかや空中店舗が持つ魅力を詳しく解説していきます。

空中店舗の特徴

空中店舗はビルの2階以上で運営している店舗を指します。駅ビルやテナントが密集している高層ビルなどが当てはまります。空中店舗は外からだと気付かれずらいため、集客面で適切な対策を取らなければなりません。しかし、プライベートな空間を作りやすいなどの特徴もあります。

空中店舗に向いていう業種や業態

空中店舗に向いているのは、クリニックやサロン、トレーニングジムなどです。人目が気にならずに治療や施術、運動に集中できます。また、眺望を売りにする飲食店や隠れ家として運営したい飲食店も空中店舗が候補になるでしょう。空中店舗に一番不向きな業種は小売店と言われています。物販をする上で商品をアピールしづらく、入店しづらい心理的影響をお客様に与えてしまいます。

空中店舗のメリット

空中店舗のメリット

空中店舗は路面店と比べるとデメリットが目立ちます。しかし、視野を広げて見るとコンセプト次第では空中店舗が向いている業種や業態もあります。空中店舗のメリットは主に以下5つです。

①賃料を抑えやすい
②空き物件を探しやすい
③眺望がいい場所が多い
④落ち着いた雰囲気を演出しやすい
⑤他店舗の力を借りて集客できる

空中店舗は路面店に比べて人気がないため、賃料が安くなりやすく空き物件が多い傾向にあります。加えて、静かな空間を作りやすいため、落ち着いた雰囲気を演出しやすいです。また、場所によっては眺望を売りにできたりもするでしょう。店舗戦略をしっかりした上で空中店舗を選ぶことで、路面店で出店するよりも恩恵を受けられる可能性が高くなります。

空中店舗のデメリット

空中店舗のデメリット

空中店舗の出店を考える際に考慮しなければならないのがデメリットです。出店後に後悔しないためにも、空中店舗のデメリットを知っておきましょう。空中店舗のデメリットは主に以下3つが挙げられます。

①集客が困難
②エレベーターがないと不便
③騒音や悪臭問題が起きやすい

路面店に比べると人目につきにくいため、集客力に劣ります。ホームページやSNS、チラシなどで訴求をしないと、来店がないなんてことも考えられるでしょう。また、ビルの中のテナントとなるため、隣や上下階が騒がしい業態や煙などが上がる飲食店だと騒音や悪臭に苦しむ可能性があります。事前に近隣店舗がどのようなお店なのかをチェックし、対策を練る必要があるでしょう。

空中店舗で集客をする際のポイント

空中店舗で集客をする際のポイント

空中店舗で集客をする際に重要となるポイントは主に5つです。集客を成功させるためにも、5つのポイントを押さえておきましょう。

出店する店舗をコンセプトを明確にする

お店のコンセプトが定まっていないと、空中店舗での集客に苦しむ可能性が高くなります。たとえば、飲食店では会員制のお店や記念日のお祝いをメインにしたお店など、隠れ家の中に特徴を持たせることが重要です。路面店ではできない空中店舗ならではのお店のコンセプトを考える必要があります。誰をターゲットにするのかや何を提供するのかなど、お店のコンセプトを完璧に整えた上で開業するようにしましょう。

ターゲット層にマッチするエリアを選ぶ

コンセプトが決まった後は、ターゲット層にマッチするエリアの空中店舗を選ぶ必要があります。エリア選びを間違うと集客に苦労する空中店舗になりかねません。出店候補地の地域に住んでいる人の年齢層やファミリーなのか単身なのか、会社が集まっている場所なのかなどを入念にチェックする必要があります。

入店のしやすさを重視する

店舗什器高さ

空中店舗でもエレベーターがあるかないかで入店のしやすさが大きく変わります。空中店舗にする場合は何らかの意図がない限り、エレベーターがあるビルを選びましょう。また、ビルの入口が綺麗で入りやすいかなども合わせてチェックしておく必要があります。

外観や1階に看板を設置する

店舗の窓や1階に通行人の目を引くファサードを設置することで集客力の向上が見込めます。しかし、外に看板の設置ができないビルも存在します。事前に外の看板の規定などを確認しておくことが重要です。

人気店が入っているビルを選ぶ

同じビルに人気店が入っていると、自然とビルの集客力が上がります。空中店舗でも気づいてもらえる可能性が高くなるでしょう。事前にビルに入っている店舗を調べ、流行っているお店があるかどうかを調べてみてください。

まとめ

空中店舗のデザイン

空中店舗はコンセプトや集客の戦略次第で路面店より流行る店舗にすることが可能です。空中店舗を考える際は、出店する店舗が空中店舗に向いているかを吟味する必要があります。この記事を参考にして、空中店舗の魅力を活かした開業を目指してみてください。

こちらの記事で掲載している店舗の画像は、すべて私たち株式会社TOでデザインいたしました。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください