インバウンド(訪日外国人)ターゲットの店舗デザインのポイント|グローバルなお客様を迎え入れるコツ

飲食店の店舗デザイン
飲食店の店舗デザイン
「インバウンドにハマる店舗デザインってなんだろう?」
「インバウンド需要に対応できる店舗デザインを知りたい」

このようにイ、ンバウンドに対応する店舗デザインのポイントについて詳しく知りたいと思っている方は、多いのではないでしょうか。インバウンド需要はコロナ禍が明けてから、急激に増えています。今回は、インバウンドに対応するための店舗デザインのポイントについて詳しく解説してみます。インバウンドに対応した店舗デザイン作りで失敗しないためにも、ぜひチェックしてみてください。

こちらの記事で掲載している店舗の画像は、すべて私たち株式会社TOでデザインいたしました。気になるデザインがございましたら、お気軽にお問い合わせください

実績紹介・施工事例・店舗デザイン事例|名古屋の建築デザイン設計事務所|株式会社TO
愛知県名古屋市とニューヨークに拠点を構える店舗デザイン(店舗プロデュース)・建築デザイン設計・オーガナイズを得意とする事務所です。店舗・飲食...

インバウンドへの店舗デザインの考え方

インバウンド対応の店舗デザイン

インバウンド対応の店舗デザインは、「インバウンド需要にハマるデザインのリサーチ」と「店舗デザインの明確化」を事前におこなうことが大切です。どのようにするのかをみていきましょう。

うなぎ専門店【鰻 登河 池下】の店舗デザイン
うなぎ専門店【鰻 登河 池下】の店舗デザイン ■デザイン・設計(施工)事例概要 物件名 : 鰻 登河 池下 面積  : 182㎡ 客席数 :...

インバウンド需要にハマる店舗デザインのリサーチ

インバウンド需要にハマるデザインのリサーチ

外国人の方にハマるデザインのリサーチを欠かさずおこなうようにしましょう。外国人の方にハマるのは「和」を意識したデザインだと思っている方は多いです。しかし、重要なのはどのような「和」の雰囲気が好まれるのか、「和」にどんなデザインを組み合わせるのがいいのかです。

重要な部分が明確になると、インバウンド需要にハマるデザインが作れます。過去のデザインの事例や今インバウンドで流行っている店舗をリサーチして、情報を集めるようにしましょう。

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店舗デザインの明確化

店舗デザインの明確化

インバウンド対応の店舗デザインを考える際は、どのようなデザインにするか明確にしましょう。店舗デザインは統一感とバランスが大切であり、外国人が好みそうな要素をすべて取り入れればいいわけではありません。

和を取り入れるとしても、素材や家具、雑貨で統一する必要があります。また、インバウンドではない日本のお客さまにも好まれる、デザインにもする必要があります。内装や外装の統一感や日本のお客さまにも好まれるデザインにするように、バランスを考えながら、店舗デザインを明確にしてみてください。

焼き鳥居酒屋【こっこ屋】の店舗デザイン
■店舗デザイン ■エリア :名古屋市北区 ■works : interior design /デザイン設計 大須こっこ屋の姉妹店としてオープ...

インバウンド対応の店舗デザインの5つのポイント

インバウンド対応の店舗デザインは、以下5つのポイントを取り入れます。

  • ユニバーサルデザインを取り入れる
  • 和の空間づくり
  • 開放的な空間づくり
  • 目立つ外観の設計をする
  • 無料Wi-Fiの設置をする

ユニバーサルデザインを取り入れる

ユニバーサルデザインを取り入れる

ユニバーサルデザインは、あらゆる人が不自由なく利用できるデザインのこと。インバウンドの対応にも、ユニバーサルデザインの考えが重要です。日本に訪れる外国人にとっては、以下3つの壁に当たります。

  • 言葉の壁
  • 文化の壁
  • 通貨の壁

3つそれぞれに対応するデザインを取り入れ、インバウンドの外国人が使いやすいお店にしましょう。たとえば、トイレの使い方を英語や中国語、インド語などで示す、ドルや元、ルピーの価格も追加するなどです。不自由のない店舗にすると外国人の間で良い口コミや評判が流れ、集客につながります。

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牛1頭丸ごとご提供する熟成飛騨牛焼肉 GYU-SUKE ■デザイン・設計(施工)事例概要 物件名 : 熟成飛騨牛焼肉 GYU-SUKE 面積...

和の空間づくり

和の空間づくり

日本の雰囲気を代表するのが「和」です。「和」を上手く取り入れると、インバウンドで好まれる店舗デザインが作れます。和をイメージさせる代表的なものと素材は以下です。

和をイメージさせる代表的なもの
→畳、障子、和紙、瓦、格子など
和をイメージさせる素材
→ヒノキ、スギ、タケ、サクラ、漆喰、珪藻土など

部分的に和をイメージさせる素材を入れることで、外国人に好まれる空間作りができるでしょう。ただし、取り入れすぎは禁物です。バランスを考えながら、取り入れてみてください。

開放的な空間づくり

開放的な空間づくり

5〜6人で日本を観光される外国人の方達も少なくありません。したがって、店舗デザインには開放的な空間づくりも求められます。店内が狭いと窮屈に感じられ、5〜6人の団体の外国人に対応できない可能性が高いです。

多くの外国人の方に対応するには、ひとテーブルの間隔を広く取る、5〜6人でも窮屈に感じない席を設けるなど、店内に工夫を施す必要があります。また、床から天井までを高くしたり背の低い家具を使用したりして、店内を広く見せる工夫も大切です。

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和風レストラン【しゃぶしゃぶステーキ桂】 ■デザイン・設計(施工)事例概要 物件名 : しゃぶしゃぶステーキ桂 面積  : 約170㎡ (割...

「和」をテーマにした目立つ外観の設計をする

和をテーマにした外観デザイン

多くの外国人の方に来店してもらうには、ファーストインプレッションも重要です。目立つ外観にすることで、注意を引くことができるでしょう。

たとえば、店の入口までに和を感じさせるタケや石畳を配置する、門を瓦で作るなどが挙げられます。和のデザインを取り入れた外観にすると、外国人の方の集客がしやすくなるでしょう。統一感も意識しながら、目立つ外観の設計をするといいでしょう。

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無料Wi-Fiの設置をする

Wi-Fi環境も外国人の方には重要なポイントです。インターネットに繋がる空間を作ることで、集客力が上がります。外国人の観光客の中には、ネット環境があるかないかの基準で店を探している場合があります。したがって、無料のWi-Fiがあるに越したことはありません。ただし、Wi-Fi本体やコードが店舗デザインの邪魔をしないように、配慮が必要です。適切な設置場所は、店舗デザイン会社と相談しながら決めましょう。

まとめ

外国人の方が不自由に感じない店舗デザイン

インバウンドに対応した店舗デザインは、今後多くの需要が見込まれます。外国人の方が何を好むのかをリサーチする必要があります。また、外国人の方が不自由に感じない店舗デザインにすることは忘れずに。インバウンドの店舗デザインに悩んだ際は、弊社TOにご相談ください。

私たちTO(ティーオー)は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。店舗デザインに対して真摯に向き合い、無理のない最適なプランニングをしております。