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私たちTOは、これまで一貫して、長く愛されるお店づくりに向き合って参りました。持続可能なお店を実現するためには、
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TOの施工事例

鴨居(かもい)とは?役割とデザインポイントを解説!和室の魅力を引き立てる重要な要素です

建築設計業界の用語解説
建築設計業界の用語解説
「和室などで使用される鴨居ってなんだろう?」
「鴨居を活かした店舗デザインのポイントを知りたい」

このように、和室でみられる鴨居の役割や鴨居を活かした店舗デザインについて詳しく知りたいと思っている方は、多いのではないでしょうか。この記事では、鴨居の解説や鴨居を活かした店舗デザインのポイントを詳しく解説していきます。

鴨居は和室で欠かせない部分。鴨居があることによって和室ならではの雰囲気を作り出すことができます。和の空間に欠かせない鴨居の役割や鴨居の活かし方を知るためにも、この記事をチェックしてみてください。

和風(和モダン)の店舗をデザイン・施工する場合の考え方と費用、デザイン事例については、下記バナーの特集ページでより詳しく解説しています。私たちTOは、和の伝統を現代に息づかせる和風の店舗デザインを得意としています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。

和モダンデザインが特にな店舗デザイン会社

鴨居とは?

鴨居とは?

鴨居は引き戸や障子などを立てるために用いられる上枠で、溝が彫られた部材のことを指します。鴨居の溝の深さは12ミリほどになります。

敷居や長押との違い

鴨居は引き戸や障子などを立てるための上枠なのに対して、敷居は下の枠を指します。鴨居と敷居は対になることで引き戸や障子が立ちます。

敷居の溝の深さは3ミリほどです。長押は和室の壁面を覆う部材のことで、鴨居の上に位置します。ハンガーやフックなどをかけられる部分です。

鴨居の種類

鴨居の種類は以下4つあります。

①無名鴨居→引き戸や障子をつけない溝のない鴨居
②薄鴨居→通風や採光のために設けられた引き戸や障子に使用される鴨居
③指鴨居・差鴨居→構造上の役割を果たす一般的な鴨居より大きな断面の鴨居
④付け鴨居→開口部でない部分に鴨居と同じ高さに取り付ける装飾の鴨居

それぞれ統一感を出したりするために用いられます。鴨居の種類を把握しておくことで、店舗デザインに活かすことができるでしょう。

鴨居に用いられる代表的な木材

鴨居に用いられる木材

一般的に鴨居に用いられるのは日本で古くから馴染みのある木材になります。主に以下の4つが挙げられます。

・スギ
・パイン
・ヒノキ
・ツガ

4つの中で特に多く使用されているのがスギとパインになります。どちらも耐久性に優れており加工がしやすいため、擦れることが多く使用する際に長さが変わる鴨居の使用に適しています。

鴨居に使用する色で室内の雰囲気が変わる

鴨居の色が変わるだけで室内の印象が大きく変わります。演出できる雰囲気も変わるため、色味の違いも把握しておくといいでしょう。色味は3つに分けられます。

①白木

塗料などをぬっていない新しい状態の木材を指します。明るい色味になることが多いため、和の印象を抑えつつオシャレに見せる場合に最適です。カジュアルなお店にする場合は適している色味でしょう。

②茶色

塗料を施し少し年月の経った木材が茶色になります。落ち着いた印象を与えるため、高級感のある空間を作り出すことが可能です。洋室に馴染みやすく和モダンな店舗にピッタリです。ナチュラルな雰囲気を出したいお店にも向いているでしょう。

③濃茶

塗料などを塗って加工することで出せる色が濃茶です。歴史を感じる雰囲気にすることができるため、重厚感のある空間を作り出すことができます。古民家などの古き良きな空間を作るのに最適です。クラシカルな雰囲気を演出したい場合にもいいでしょう。

鴨居を活用した空間デザインのポイント

鴨居を活用した空間デザイン

鴨居を上手く活用することで空間の雰囲気をガラッと変えることができます。鴨居を活用した空間デザインのポイントを押さえておきましょう。

鴨居と障子の色にメリハリをつける

鴨居の色を茶色にして障子の色をアースカラーにするとナチュラルな空間を作り出すことが出来ます。逆に鴨居の色を白木にして障子の色を濃茶色などにすると和モダンな空間を作ることが可能です。鴨居と障子のメリハリをつけることで室内の雰囲気を大きく変えることができるため、部屋ごとに変えてみるのもいいでしょう。

鴨居に無垢材を使用して和の雰囲気を強めにする

鴨居に無垢材を使用することで和を強調することができます。特に和の象徴であるスギやヒノキなどの木材を使用するといいでしょう。無垢材を使用すると木材独特の香りや経年変化も楽しむことができます。

鴨居のレールに金属を用いてモダンな雰囲気を取り入れる

鴨居の溝部分に金属を用いることでモダンな印象を与えることができます。銀色のレールにすることで落ち着いた印象になり、金色にすることで高級感のある空間を演出できます。レールに使用する素材や色でアレンジを加えることができるため、取り入れてみるといいでしょう。

鴨居と薄鴨居の色を変える

鴨居と薄鴨居の統一感をあえてなくすことで、和モダンな空間を作り出すことが可能です。鴨居を目立たせることができ、お客様の印象に残りやすい空間になるでしょう。

付け鴨居で統一感を出す

開口部分の他に鴨居を用いる必要はありません。しかし、空間の統一感を出すために付け鴨居を取り付けるといいでしょう。開口部分の鴨居のみだと鴨居が浮いてしまう可能性があります。鴨居が浮いて見えてしまうと安っぽい空間になってしまいます。高級感のある空間にする際は、付け鴨居で統一感を出すようにしましょう。

まとめ

鴨居は和室では必ず必要になる部分です。鴨居も上手く利用することで、独自性のある空間を作り出すことができます。印象に残る空間を作るためにも、この記事を参考にして鴨居の知識を深めてみてください。

私たちTO(ティーオー)は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。店舗デザインに対して真摯に向き合い、無理のない最適なプランニングをしております。私たちのデザインの流れについてはこちらのページをご参照ください。