女性のオーナー様や女性客をターゲットとした店舗では店内に柔らかさを与えるアール壁(R壁)を用いたいと言った方が多くいらっしゃいます。アール壁(R壁)とは曲線を描いた壁のことです。
今回はR壁を用いた店内で女性客を惹きつける店舗を目指しましょう!柔らかくみせる仕上げ方法をご紹介いたします。「アール壁に挑戦してみたい」「女性客を惹きつける柔らかい店内を作りたい」とお考えのオーナー様は是非最後までご覧ください。
私たちTO(ティーオー)は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。お客様と「持続可能なお店」を作り上げることを理念として、店舗デザインに対して真摯に向き合い、無理のない最適なプランニングをしております。私たちのデザインしたデザイン事例はこちらのページをご参照ください。
アール壁(R壁)とは
アール(R)とは半径(Radius)に由来する言葉で、建築用語で「曲面」を意味します。曲線になっている壁=R壁と呼称します。基本的に店舗設計の場合は半径を出して墨出しを行い、それに合わせて壁の下地に使われている軽量(LGS)をカットして組んでいきます。曲線を描いた壁にすることで、空間に柔らかさをもたせることができます。
気になるアール壁の価格について
アール壁は通常の直線状の壁に比べて価格が高いです。価格が高いという理由としては、職人さんの手間費用がかかっているということです。材料は基本的には通常の壁を作る時とさほど変わりはありませんが、直線上の壁をつくるより1㎡当り約2倍以上費用が掛かってきます。
また、アール壁の半径角度がつくほど金額も高くなってきます。もし、コストを抑えたい場合は半径の角度を小さめにすることも検討範囲に入れると良いでしょう。次にアール壁と合うオススメの仕上げとデザインの方法をご紹介いたします。
アール壁と合うオススメの仕上げとデザインの方法3選!
1.左官仕上げのアール壁で素材感のある店内に仕上げる
左官とは、土やセメントを壁に塗る仕上げのことです。この左官とアール壁を組み合わせると左官の自然な素材感と曲線がマッチして、立体感のある空間に仕上がります。また、ライトグレーのような色味を選定すると無機質さも楽しむことができ、女性からも注目される店内になること間違いなしです!!
しかし、左官はクロス仕上げに比べて価格も高いです。ローコストで同じように魅せたい場合は、漆喰風のクロスやコンクリート風のクロスを選定して価格を抑えることもできます。また、仕上げは面積によって価格が変わるので、左官仕上げの範囲を見直すのみ良いでしょう。
2.木材を用いたアール壁のデザインで和モダンに仕上げる
アール壁に木材を組み合わせてデザインすることもできます。例えば、木材を均等なピッチで縦桟と横桟や廻り縁を組み合わせてデザインをすると柔らかい空間に店ながら和モダンにも魅せることができます。
曲線に合わせて木材をまわしたデザインでこだわりのある店舗にも魅せることができます。また、床との境目につける巾木なども木材で合わせることで温かみのあるアール壁に仕上げります。
3.照明でアール壁を目立たせたデザインに仕上げる
アール壁の部分は特に照明にこだわると良いでしょう。アール壁の上部からなめるような間接照明をあてたり、壁の曲がった部分にポイントでライン照明を入れるなどで照明計画をすることでアール壁がさらに目立ち店舗の存在感がある場所となります。
まとめ
今回はR壁を用いた店内で女性客を惹きつける店舗を目指しましょう!柔らかくみせる仕上げの組み合わせご紹介していきました。R壁の価格の抑え方や素材感のだしかたなどがお分かりいただけたかとおもいます。是非本記事を参考に店内に女性客を惹きつける店舗を目指しましょう!
株式会社TOは、飲食店やオフィスなど、商業施設の店舗デザインを得意とするデザイン設計事務所です。お客様にとって「心地よい空間とはなにか」という問いに対して真摯に向き合い、お客様に最適なプランニングをしております。何かお困りの際はお気軽にご相談ください。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。