飲食店の独立開業の流れとやることリスト｜店舗デザイン会社が基本を解説します

このように、飲食店の独立開業をしようと考えているけど、どのように進めていくべきか分からず悩まれている方は、多いのではないでしょうか。

この記事では、飲食店の独立開業の流れとすべきリストを詳しく開設していきます。飲食店の独立開業はかんたんと言われがちですが、すべきことは多くあります。スムーズに飲食店を開業するためにも、この記事をチェックしてみてください。

私たちTO（ティーオー）は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。店舗デザインに対して真摯に向き合い、無理のない最適なプランニングをしております。私たちのデザインの流れについてはこちらのページをご参照ください。

飲食店の独立開業でしなければならないリスト

飲食店の独立開業をする際に必ずすべきことが８つあります。それぞれをどのようにおこなうべきか具体的に解説していきます。

飲食店のコンセプトの立案

飲食店を開業する際に最初にすべきがお店のコンセプトの立案。どのようなお店にするのかをターゲット層や提供するものなどから考えていきます。飲食店のコンセプトの立案には５W１Hを活用するといいでしょう。５W１Hを用いてコンセプトを明確にすることで、お店が提供できるものやターゲット層、出店場所などを絞ることができ、スムーズに開業まで進めることができます。

運営する際の損益計算

どのぐらいの利益を上げれば運営していくことができるのかの、損益計算を先におこなっておくといいでしょう。開店する前に損益計算をしておくことで、家賃や仕入れ、スタッフ雇用などの限度額を決めることができます。どのくらいの売上を上げればいいかなどの目標も明確になるので、事前に損益計算をしておきましょう。

出店候補地のリサーチ

出店地のリサーチも重要です。競合店があるのかや人通りの有無、地域の人の層などを詳しく知ることができます。行かないと気づけない部分や想定していなかった部分なども、知ることができるでしょう。平日と休日や昼間と夜、晴れの人雨の日など条件の違う日に3回ほど訪れてリサーチしてみてください。

資金調達

開業する際に必ずしなければならないのが資金調達。銀行や金融公庫、補助金、助成金など資金調達をする方法は数多くあります。まずは、飲食店の開業と運営にかかる資金の見積もりを出しましょう。見積から自己資金と合わせていくら借りる必要があるのかを導き出してみてください。資金調達は希望の額がすべて融資されるわけではないので注意しましょう。

物件契約

飲食店は物件選びが売上を左右するといっても過言ではありません。集客に困らない物件選びをすることが大切です。また、内部にも目を向ける必要があります。適切な厨房の広さがあるかや、電力の強さが足りているかなども確認する必要があります。開業後に困らない内装であることが重要なポイントです。

店舗施工依頼

店内を理想の内装にするためには施工依頼をしなければなりません。物件の確認や見積もりをしなければならないので、物件の契約が済んだらすぐに依頼するようにしましょう。スムーズに進めるのであれば、内装デザインをデザイン設計事務所に依頼して施工会社をあっせんしてもらうといいでしょう。

各種機関への届け出と申請

飲食店を開業するには多くの機関に届け出が必要になります。開業する飲食店の業態によって必要な届け出が変わってくるので注意しましょう。

届け出がでていないと営業停止処分や罰金などを取られてしまう可能性があります。一般的に飲食店で必要とされる届け出が以下です。

・飲食店営業許可
・防火管理者選任届
・防火対象設備使用開始届
・火を使用する設備などの設置届
・深夜酒類提供飲食店営業開始届（必要な場合）
・個人事業主の開業廃業など届
・所得税の青色申告承認申請書
・労災保険の加入手続き（必要な場合）
・雇用保険の加入手続き（必要な場合）
・社会保険加入の手続き（必要な場合）

開業する飲食店で必要な手続きをピックアップして漏れがないように届け出を出すようにしましょう。

飲食店の独立開業の流れ

飲食店の独立開業は基本的に以下の流れになります。

1. 飲食店のコンセプトの立案
2. 運営する際の損益計算をする
3. 出店地リサーチ
4. 資金調達
5. 物件契約と店舗施工依頼
6. 店舗内装・外装工事
7. 各種機関へ届け出と申請
8. オープン

開業の流れで正解はありません。やるべきことの順番を変えてもいいでしょう。スムーズに開業できる自分自身の優先順位を決めて、取り組んでみてください。

まとめ

この記事では、飲食店の独立開業の流れとすべきリストを詳しく開設してきました。飲食店の開業は、他の業種に比べて届け出が多いです。

スムーズに開業するためには、届け出を早い段階で準備しておくことが重要でしょう。自分自身にピッタリ合う順序で、やるべきことの抜け漏れがないようにやるべきことリストを終わらせていきましょう。

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