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コロナ禍の新規出店建築工事業界の専門用語

【2023年】ウッドショックはいつまで続く?原因と今後の予想をわかりやすく解説します。

ウッドショック コロナ禍の新規出店
この記事は約6分で読めます。
「最近ウッドショックってよく聞くけど、なんなんだろう?」
「最近話題のウッドショックについて詳しく知りたい」

このように、ウッドショックについて最近よく耳にするけど、よく理解していない方は多いのではないでしょうか。この記事では、ウッドショックの原因からウッドショックの今後の予想までを建築デザインの視点から詳しく解説していきます。

最近、工務店にリフォームを依頼したけど、半年・1年後になると言われた、なんてことがよく聞かれます。リフォームの着手が遅れている一つの要因がウッドショックです。ウッドショックは建物に関わる部分にあらゆる影響をもたらしています。

ウッドショックについて知らないでいると、リフォームや新築の購入、店舗開業などで思わぬ事態に陥る可能性が。ウッドショックの知識を深めるためにも、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

ウッドショックとは?

ウッドショックとは

ウッドショックとは、建物に使用する木材が不足して、住宅価格の高騰やリフォームの施工遅れが発生している現象のことです。ウッドショックはオイルショックになぞらえてつけられた用語です。ウッドショックは2021年の春頃から始まり現在にいたります。

下記のグラフを見てわかるように、木材全般が右肩上がりに価格が高騰しています。特に製材や集成材は、2021年春を境に上がり幅の著しさが見てわかるでしょう。

国内の木材も2021年の4月を境に高騰しています。木材が輸入が少なくなり輸入木材の価格が高騰たことに影響を受けて、国内の木材もし続けています。国内の木材は輸入木材が安定しない限り、価格が元に戻ることはないでしょう。

参照:経済産業省(https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/hitokoto_kako/20220502hitokoto.html

ウッドショックの原因とは?

ウッドショックの原因

ウッドショックは、さまざまな小さい要因から大きい要因までが絡み合って起こっています。その中でも、以下の4つがウッドショックの原因の大部分を占めるでしょう。

  • アメリカ住宅建築需要の増加
  • コロナ禍による生産・物流の停滞
  • 海外木材の依存
  • ロシアの情勢による影響

上記6つの原因をそれぞれ詳しく解説していきます。

アメリカ住宅建築需要の増加

アメリカは2020年の1月から4月まで、ロックダウンの影響で住宅建築の需要が落ち込んでいましたが、ロックダウンが解除されると建築需要が急上昇し、高い水準を現在までキープしています。

アメリカで建築需要が高まった要因がリモートワークの推進と見られています。郊外に新築を購入したり現在の住宅をリフォームしたりしたため、木材の需要が急激に増加しました。アメリカでの木材需要の急激な増加が、ウッドショックに拍車をかけています。

ウッドショックの拍車

参照:経済産業省(https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/hitokoto_kako/20220502hitokoto.html

コロナ禍による生産・物流の停滞

コロナウイルス蔓延防止策により、木材を生産する工場が一時的に閉鎖してしまったり、木材を積んだ船が予定期間内に到着しなかったりと、生産・物流の停滞が木材不足を生んでいます。最も影響を及ぼしているのが、コンテナ不足です。

コンテナが足りていないため、輸出入に大幅な遅れが出ています。加えて、コンテナ不足によるコンテナの価格高騰もウッドショックに影響を与えています。特に日本は島国なので、物流の停滞によって木材が入ってこないのがウッドショックの大きな要因の一つです。

海外木材の依存

日本は山や森が多くあると思われていますが、国内の木材自給率は40%程度と低い傾向にあります。半分以上の木材は海外に依存しているといっていいでしょう。日本の森林は厳しい法律で守られており、むやみに伐採ができません。

そのため、海外の木材の輸入に頼らざるを得ないのです。海外も自国の需要に追いついていないと自国に供給してしまうので、なかなか日本には木材が回ってきません。また、世界的にも木材不足なので木材の価格が必然的に上がってしまいます。以下が日本国内の木材自給率になります。

海外木材の依存

参照:林野庁(https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/kikaku/210930.html)

ロシアの情勢による影響

2021年の終わりにウッドショックの回復傾向が見られていました。しかし、2022年2月から始まったロシアのウクライナ侵攻によって、再びウッドショックに陥っています。

2022年3月にロシア政府は、日本を含む非友好国に木材(丸太・単板など)の輸出を禁止する決定を下しました。また、ロシアの経済制裁によって、現在ロシアの木材は国際機関による森林認証が停止されています。

ロシアの情勢による影響

上記のグラフを見るとわかりますが、ロシアからは製材の輸入がEU、中国に次ぐ多さになっています。最近のロシアからの木材の輸入状況が以下になります。

ロシアからの製材の輸入状況はあまり変わっていませんが、単板の輸入は前年の同じ時期に比べて50%減になっています。4月からは輸入が0になっているのが読み取れるでしょう。

ロシアからの製材の輸入が制限されると、今後の日本の建築に大きな影響をもたらすという試算が出されています。ロシアは他の国にも木材の輸出制限をしているので、他の国も木材不足が続く可能性が高いです。

ちなみにロシアは世界全体の木材輸出の21%の割合を占めています。今後のロシアの動向次第で、ウッドショックの加熱し長引くかもしれません。

参照:林野庁(https://www.rinya.maff.go.jp/j/boutai/yunyuu/attach/pdf/boueki-91.pdf

ウッドショックはいつまで続くのか

ウッドショックが終わる見通しは現在立っていません。少なくとも2022年は引き続きウッドショックが続くでしょう。それどころかロシアの動向やコロナウイルスの影響によって、木材の値段が今よりも高騰する可能性があります。今後の世界情勢の動向やコロナウイルスが及ぼす影響などに着目していきましょう。

これから建物建てたり、リフォームをされる方は、ウッドショックの影響を想定した建設、開業を計画すべきでしょう。また、資材高騰の影響の相談に親身に対応してくれる事務所を選びましょう。もちろん、私達にお気軽にご相談ください。

まとめ

この記事では、ウッドショックの原因からウッドショックの今後の予想までを詳しく解説してきました。この記事の重要ポイントは以下です。

  • ウッドショックは、木材が不足して建築資材の高騰や施工遅れが発生している現象
  • 2021年の春頃からウッドショックが始まった
  • アメリカで建築需要の高まり、木材が供給が追いつかなくなった
  • コンテナ不足により木材の輸出入や価格に影響を及ぼしている
  • 日本で使用する60%程度の木材が海外からの輸入に頼っている
  • ロシア政府が定めた日本を含む非友好国に木材(丸太・単板など)の輸出の禁止によってウッドショックが今後も過熱し長期化する可能性が高い
  • ロシアは世界全体の木材輸出の21%の割合を占めている
  • ロシアの動向やコロナウイルスの影響が今後のウッドショック長期化のカギを握る

ウッドショックがもたらす日本への影響はとても大きです。ウッドショックの終息の兆しが見えないので、長期戦になると考えておくといいでしょう。ウッドショックの影響を考慮して、住居購入やリフォーム、店舗の開業を計画してみてください。

私たちTO(ティーオー)は、店舗・オフィスなど商業施設の設計を得意とするデザイン設計事務所です。お客様と「持続可能なお店」を作り上げることを理念として、店舗デザインに対して真摯に向き合い、無理のない最適なプランニングをしております。

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